浪江町教育委員会の横山浩志教育長とNPO法人海族DMCの理事長太見洋介が、震災遺構 請戸小学校のこれまでの運営の歩みと今後の展望について意見交換を行いました。
請戸小学校は、震災の記憶と教訓を次世代へ継承する大切な場所であるとともに、減災や防災に関する知見を世界へ発信する拠点でもあります。平日には200名以上、週末や繁忙期には1日500名を超える来館者が訪れ、外国からも多くの方がいらっしゃいます。
NPO法人海族DMCでは、東南アジア諸国を訪問し請戸小学校から得られる教訓を啓発する活動を実施してまいりました。
その取り組みにより請戸小学校を訪れる外国人からの来館者も増えたことは、浪江町における交流人口の拡大に寄与するものとなっています。
こうした我々の「点」としての活動には限界があるため、今後はより広く地域社会や民間事業者また自治体などとの連携を通じて「面」として展開することの必要性について、教育長とお話させていただきました。
意見交換においては、請戸小学校の運営にとどまらず浪江町全体の教育施策や地域振興に対し、海族DMCとしていかに貢献できるかについても率直に意見を交わすことができました。また、弊社が採用した浪江町在住の従業員が請戸小学校の運営管理に真摯に取り組んでいる点について、同席された課長より評価をいただけたことは私たちとしても大変喜ばしいことでした。
震災の教訓を未来に、そして世界へ。
これからも海族DMCは、浪江町の子どもたちと地域社会のため力を尽くしてまいります。